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用語集

本書全体で使われる用語を、やさしい言葉でまとめた参考資料です。各定義は1行で、初心者向けです — コンピュータ科学の講義ではなく、AIがその言葉を使ったときに見分けられる程度のものです。技術的な略語は元の形のまま残して説明します。

Web & API

API (Application Programming Interface) : あるプログラムが別のプログラムに提供する「リクエストのメニュー」。どう頼み、何が返ってくるかのルール。

REST : 普通のWebアドレスと標準的な動作(取得・作成・更新・削除)を使う、よくあるシンプルなAPIの方式。

endpoint(エンドポイント) : APIメニューの1項目 — 特定の1つの仕事をするURL1つ。

JSON (JavaScript Object Notation) : ラベル付きの項目とリストでできた、プログラム同士が会話するための単純なテキスト形式のデータ。

HTTP / HTTPS : ブラウザとサーバーがWebページやデータをやり取りする言語。HTTPSは暗号化された安全な版。

status code(ステータスコード) : 何が起きたかをサーバーが返す3桁の数字(200=正常、404=見つからない、500=サーバーエラー)。

URL (Uniform Resource Locator) : Webアドレス — 特定のページ・ファイル・エンドポイントを指す完全な経路。

DNS (Domain Name System) : example.com のような人間向けの名前をサーバーの数字アドレスに変える、インターネットの電話帳。

domain(ドメイン) : あなたが所有して入力する、人が読める名前(例: example.com)。あなたのサイトを指す。

webhook(ウェブフック) : 逆向きのAPI呼び出し — あなたが何度も尋ねる代わりに、何か起きたら別のサービスが自動であなたのアプリに知らせる。

OAuth : パスワードを共有せず別のアカウントでログインさせる標準の方法(「Googleでログイン」のようなもの)。

session / JWT(セッション / JWT) : リクエストの合間にあなたがログイン中だとサーバーが覚える仕組み。JWTはその証拠を運ぶ署名付きトークン。

rate limit(レート制限) : 一定時間に送れるリクエスト数の上限。乱用や過負荷を防ぐために使う。

idempotent(冪等) : 繰り返しても安全な操作 — 2回やっても1回と同じ結果なので、再試行で二重請求が起きない。

コード & ツール

frontend(フロントエンド) : あなたが見てクリックするアプリの部分 — ブラウザや画面で動くもの。

backend(バックエンド) : 見えないアプリの部分 — 裏で動くサーバーのコード・ロジック・データ。

CLI / terminal(CLI / ターミナル) : 窓のボタンをクリックする代わりに、コマンドを打って実行するテキストベースの方法。

shell(シェル) : ターミナル内であなたが打ったコマンドを読んで実行するプログラム(例: bash, zsh)。

Git(ギット) : コードのすべての変更を追跡し、履歴を見たり間違いを取り消したりできるツール。

commit(コミット) : Gitに保存したコードの1スナップショット。何が変わったかを記した短いメモが付く。

branch(ブランチ) : メイン版に影響を与えず変更できる、Gitの別の作業の流れ。

pull request (PR、プルリクエスト) : あるブランチの変更を別のブランチに統合する提案。統合前にレビューできる。

repository (repo、リポジトリ) : Gitが追跡するフォルダ — プロジェクトのコードとその全履歴が住む場所。

.gitignore : 秘密の値や自動生成されたゴミなど、Gitが追跡・アップロードすべきでないものを並べたファイル。

package(パッケージ) : 自分で書く代わりにプロジェクトに取り込む、他人が作った再利用可能なコードのかたまり。

dependency(依存関係) : 動くためにプロジェクトが頼るパッケージ。あなたのコードがそれの存在に依存する。

lockfile(ロックファイル) : すべてのパッケージの正確なバージョンを固定し、ビルドを再現可能にする自動生成ファイル。

framework(フレームワーク) : ありふれたアプリの配管を肩代わりし、プロジェクト固有の部分だけ書けばよくする出来合いの土台。

LSP (Language Server Protocol) : どのプログラミング言語でもエディタが賢い機能(補完・エラー表示)を提供できるようにする標準。

インフラ

database(データベース) : 検索・更新でき、長く安全に保てる、アプリのデータの体系的な保管庫。

SQL : 伝統的な表ベースのデータベースと会話するための古典的な問い合わせ言語。

NoSQL : かっちりした表より柔軟にデータを保存するデータベース群(ドキュメント型、キー・バリューなど)。

environment variable(環境変数) : コードの外からアプリに渡す設定。ローカルと本番で動作を切り替えるのによく使う。

secret(シークレット) : コードに絶対に現れたり公開されたりしてはいけない機密の値(パスワード、APIキー)。

edge(エッジ) : 利用者の近くに世界中へ広げたサーバー群。応答がより速く届く。

serverless(サーバーレス) : コードが必要なときだけ動き、サーバーを自分で管理しない方式 — 管理は提供者が行う。

container(コンテナ) : アプリと動作に必要なものすべてを、どこでも同じように動くよう包んだ軽量で独立した包み。

VM (virtual machine、仮想マシン) : 実機の中で動く完全な仮想コンピュータ。制御できる隔離されたサーバーを与える。

deploy(デプロイ) : 実際の利用者がインターネットでアクセスできるようアプリを公開すること。

CI/CD (Continuous Integration / Continuous Delivery) : コードをテストし、変更をプッシュするたびに出荷する自動化。

cache(キャッシュ) : 繰り返しの作業をやり直さずに済むよう結果を一時的に速く保存し、速度を上げるもの。

queue(キュー) : 作業が安全に溜まり、順番に1つずつ処理されるようにする作業の待ち行列。

AI & エージェント

MCP (Model Context Protocol) : AIアシスタントが外部のツールやデータ源に統一された方法でつながれるようにする標準。

agent(エージェント) : 答えるだけでなく段階的に行動するAI — ツールを実行し、ファイルを読み、自分の間違いを直す。

prompt(プロンプト) : AIに与える指示。明確なプロンプトほど良い結果が出る。

token(トークン) : AIモデルが読んで数える小さなテキストの塊(おおよそ単語の一部)。使用量とコストはトークンで測る。

context window(コンテキストウィンドウ) : AIが一度に覚えていられるテキストの最大量。超えると前の方の内容が落ちる。

hallucination(ハルシネーション) : AIが誤ったことを、まるで事実のように自信たっぷりに述べること。

決済 & ビジネス

merchant of record (MoR、記録上の販売者) : あなたに代わって販売し、税金・不正・返金を処理する会社。おかげで各地に登録しなくて済む。

bill shock(請求ショック) : クラウドやAIサービスからの予想外に巨額の請求書。たいていは暴走したループや上限の欠如が原因。